アクアギフトオリジナル水槽用クーラー IPOシリーズの解説

水槽用クーラーは異常なまでに高価な機器で、水槽を始める初期投資では1番高価な機器といっていいと思います。
水槽を始めたいがクーラーが…高いからというお声が多く、安価な製品はないかと中国からいろいろなメーカーの水槽用クーラーを取り寄せて製品テストを行いました。
しかし、満足いく製品がなく最終的に価格面で中国製品には劣りますが、性能・耐久性・静音性などを考慮し台湾製のIPOを採用し、低価格でお客様にご提案できるようになりました。
※現在、水槽用クーラーIPOシリーズは一般小売は行っておりません。当社で水槽セットをご購入いただけるお客様のみの販売になります。

目次

水槽用クーラー IPOシリーズのラインナップは2種類

IPO-300 60cm~90cmのオーバーフロー水槽に最適70,000
IPO-400 120cm~150cmのオーバーフロー水槽に最適 90,000
 ※ポンプ/ホース/ホースバンドセット 

失敗しないよう水槽用クーラーはオーバースペックの製品を選ぶ

水槽用クーラーはどの大きさの製品を購入すればよいでか?

これは失敗れですが、お客様の水槽を拝見する機会が多いのですが総水量より少し上のクラスのクーラーを購入されている方が多いです。
選ばれるもっとも多い理由として、金銭的な問題です。
水槽用クーラーは対応水量の大きな製品を購入されるのが正解です。
冷却にかかる時間が短くなり稼働時間が少なくなります。それだけ製品の負担を減らすことができ、結果故障の回避にもつながります。

水槽用クーラーは良く故障すると聞きますが

水槽用クーラーは良く故障します(笑
クーラーの設置場所によっては高確率で故障します。
水槽キャビネットにクーラーを隠して設置する場合など、湿度が以上に高い環境への設置の場合、故障リスクが高くなります。
基本はキャビネット設置しないことをお勧めします。
見た目が気になる人は、クーラーキャビネットなどを利用するとよいでしょう。

水槽用クーラーは制御基板に問題が出る場合が多いです。湿度の高いキャビネット内などに設置場合は、湿気により制御基板が腐食するなど問題が発生します。また、温度センサーの故障による誤作動なども考えられるため、IPOシリーズでは簡単に制御基板を入替できるように設計しています。

なぜ25度!?海水魚だけであれば水槽用クーラーは必須ではありません

日本では魚もサンゴも25度で飼育することが推奨されています。
なぜ水温25度が推奨されているかの私には不明ですが、海水魚だけでを飼育したい場合はクーラーはなくとも飼育は可能で、水槽用ファンなどで気化熱を利用し水温対策すれば夏場は乗り切ることはできます。
自身の経験で34度までであれば、水温が原因で海水魚が死んでしまうなどのトラブルはないと思います。

水温上昇による水質悪化速度の上昇と溶存酸素量の低下

水槽の水温上昇は水質に影響を与えることは間違いありません。温度が高いと腐敗速度は上昇し水質悪化につながります。
また、水温上昇は海水中の酸素濃度にも影響を与えます。水温が上昇すると酸素濃度は低下し、酸素濃度の低下とともにバクテリアの働きも下がります。
上記のようなリスクを排除することができるため水槽用クーラーが推奨されるのではないかと思います。
しかし、濾過材をしっかりと設置されておりプロテインスキマーの設置、エアレーションを行っていればなくとも飼育は可能です。

サンゴ水槽は水槽用クーラーを推奨します。

飼育するサンゴ種類などの条件で多少上限しますが、28度を超えると危険だと思ってください。
28度を超えてもサンゴがいきなり死んだりすることはありませんが、サンゴの色が抜てしまうなどの症状が発生します。
ハードコーラルLPSなどは比較的高温に強く28度超えても平気な種類もありますが、ソフトコーラルは高水温に弱い種類が多いため28度以下に水温保つようにしてください。

サンゴ水槽は水槽用クーラーは必須ではありませんが、冷却ファンなどの気化熱を利用した水温対策を行っても28度を超える場合は、クーラーを導入したほうが良い

ルームエアコンを利用した水温管理で夏場を乗り切る

当店の展示水槽は水槽用クーラーを設置せず、ルームエアコンで水温管理を行っています。
自宅のリビングなどに設置される予定のお客様は、水槽用クーラーを購入しないでルームエアコンを利用して水温管理する方法も選択可能です。

絶対に水温を25度にする必要はありません。28度以下を維持して、急激な温度変化がなければ問題なく飼育できます。ルームエアコンを利用した水温管理は、魚やサンゴだけでなく人間も快適、水槽用クーラーを設置スペースや購入費用も必要ないメリットも存在します。

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